TB ZANTAN PROJECT
TETON BROS.のものづくりは、常に「最適化」を追求する姿勢を軸にしています。
その時々のベストな技術とアイデアを注ぎ込み、最高の製品を生み出す。しかしそれは、決して「完成」を意味するものではなく、あくまでも進化の過程に過ぎません。
この理念を軸に製品の開発・生産を行っていますが、その過程において、どうしても使い切ることのできない生地、いわゆる残反が生まれてしまうのも事実です。
私たちは、これらの残反を活用する方法を常に模索してきました。過去にも残反を利用した製品をリリースしてきましたが、今回の取組みでは、残反活用を単なる「生地の有効利用」に留めるのではなく、TETON BROS.が考えるサステナビリティを具現化する製品として、継続的に、そしてより「最適化」していくため、プロジェクトとして取り組むことを決めました。
これが「TB ZANTAN(残反) PROJECT)」です。
TB ZANTAN PROJECT は、残反を用途に合わせて再構成し、新たな製品として生み出していく取組みです。ここで私たちが重視しているのは、単に「使い切る」ことではなく、残反であっても、TETON BROS.の製品としてふさわしい機能を備えた形にすること。これは、残反活用においても「最適化」を追求するという、私たちのものづくりの姿勢そのものだと考えています。
本プロジェクトのスタートとして、24FWシーズンに販売したグロッサリーバッグを再生産いたします。残反を利用したグロッサリーバッグは、実は2017年に一度リリースしました。当時はブランドの認知度もまだ高くなく、ごく一部の店舗での取扱いでしたが非常に好評で、現在も愛用しているという声を耳にしてきました。そうした背景を受け、昨シーズン、そして今回の生産が実現しました。
TETON BROS.が考えるサステナビリティとは
TB ZANTAN PROJECTを通じて私たちが伝えたい「サステナビリティ」とは、環境配慮の取組みそのものだけではなく、ものづくりと向き合う姿勢です。
環境に配慮された生地への移行や工場の選定については、現状可能な範囲で着実に進めていますが、ウェアは状況によっては生命に関わる「ギア」であるため、必要な機能や性能を満たさない素材を、環境配慮を理由に採用することはできません。
だからこそ私たちは、アクティビティに適した機能(素材・仕様)を備え、流行の色に左右されず、長く使い続けられるものづくりを大切にしています。
また、ユーザー自身が補修やメンテナンスを重ねることで、ウェアは愛着のある大切な一着へと変わっていきます。TETON BROS.は、「Keep(愛着をもって使い続ける)」という考え方を大切にしています。
これは結果として「買い替えのサイクルを減らす=Reduce(抑制する)」ことにつながり、ユーザーの皆様とともに実践できるサステナビリティの一つの形であると考えています。