2024.06.11
Teton Bros.のレイヤリングの考え方〈クライミング・マウンテンランニング〉
このコラムでは、クライミングとマウンテンランニングを想定したTeton Bros.のレイヤリングの一案を紹介します。
どの季節にどの山域に行くか、発汗量の違いなどによって個人それぞれの“快適さ”は異なります。各レイヤーの役割や製品の機能について知り、皆さんにとっての最適なレイヤリングでアクティビティを楽しんでください。
〈クライミング〉Teton Bros.のレイヤリングの考え方
クライミングが楽しい季節は、暑い夏を避けた春と秋。ルートや課題にトライするときは、体の動きを損なわない薄着でも、保温や防風のための一枚も持っていきたいものです。
写真
Rock Jacket (左上)
Luft Jacket (左下)
Vapor Pocket Tee (右上)
Glacier Lite Pant (右下)
【SHELL】
風を防ぐ
取付周辺は穏やかでも、高度を稼ぐほどに風の影響を受けやすいもの。
特にマルチピッチクライミングでは、軽量で丈夫、パッカブルなウィンドシェルをハーネスのギアラックにフックしておくと重宝します。
【INSULATION】ビレイ時や休憩時に
手に汗をかかない涼しい季節ほど、クライミングは最盛期を迎えます。
トライ前やトライを終えた後、仲間をビレイするときなどに、Tシャツの上からサッと袖を通せるライトウェイトダウンジャケットが活躍します。
●Luft Jacket (Unisex)
●Luft Pant (Unisex)
【BASE LAYER】
上体の動きを損なわない
ギリギリの難度に挑んでいるときは、肌にまとうTシャツ1枚でも邪魔に思えるもの。そこでストレッチ性の高いショートスリーブの出番です。汗をかいても体を冷やさない化繊で、岩との擦れに強い素材であればベターです。
●Vapor Pocket Tee (Men)
●WS Vapor Pocket Tee (Women)
【PANT】
丈夫であること
クライミングパンツは脚の動きに追従することが大前提です。
足を腰の位置まで上げてもストレスがなく、ワイドクラックに膝まで突っ込んでも破れることがない、そんなタフなパンツがおすすめです。
〈マウンテンランニング〉Teton Bros.のレイヤリングの考え方
フィールドを駆け抜ける快感を一度でも味わったら、もうそこから抜け出せません。人と争うのではなく、タイムを競うのでもなく、起伏に富んだトレイルを純粋に楽しむ。
したがって、「マウンテンランニング」として私たちは提案しています。
春夏シーズンのTeton Bros.はマウンテンランニングカテゴリーの充実にも力を入れています。
求める機能などが登山とはひと味違うため、マウンテンランニングに合わせた製品開発が必要だからです。
写真)左から
Tsurugi Lite Jacket
Wind River Hoody
ELV1000 Non sleeve
Scrambling Short
【SHELL】
降雨対策も万全に
山でのランニング中に本格的な降雨に見舞われた場合、やはりレインシェルの安心感は絶大です。
非常に軽量で、体をひねる動作を妨げないTsurugi Lite Jacketは、多くのマウンテンランナーに愛用されています。
【WIND SHELL】
マルチに使える軽量防風シェル
Teton Bros.の人気定番、WIND RIVER HOODYは走るうえでも多機能なアイテムです。
風を止め、多少の小雨を弾き、通気性とストレッチ性があり、パンツのポケットに収まるほどコンパクトになります。
●Wind River Hoody (Men)
●WS Wind River Hoody (Women)
【BASE LAYER】
汗をしっかり処理
ELV1000シリーズは生地自体に撥水加工を施してあるため、多量にかいた汗を繊維が吸収することがありません。
多量の汗をしっかり処理するベースレイヤーを着ることは、裸で走るよりもむしろ快適です。
● ELV1000 Non Sleeve(Men)
●WS ELV1000 Non Sleeve (Women)
【SHORT】
ポケットの収納力も大事
行動食やスマートフォン、ウィンドシェルなどランニング中に必要なものを走りを妨げない背面ポケットに収納できるパンツは、ランニングパックを背負わなくてもいいぶん、使い勝手のいいアイテムです。