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惹かれるルックスと優れた機能性[ TSURUGI JACKET KB ]

ガイドインプレッション

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堀江 淳

 (北海道蘭 町在住、スキーガイド)


TSURUGI JACKET に関心を持ったきっかけは、特徴あるデザイン性に惹かれたことだった。カッコいいというのは、物事を選ぶのに重要な要素だと思っている。 気に入ったウェアが機能的にも優れていて、しかもストレスフリーで着ていられる例はそれほど多くはないが、このジャケットにはそれがある。自分がウェアを選ぶ時に大切にしている点もそこだ。

実際に長く着用するようになった今では、そのシンプルなデザインに秘められた機能性にも理由がある。

特にプルオーバータイプならではのメリットだ。腹部や裾回りにファスナーがないため着心地が軽快だし、バックパックを背負った時もウエストベルトとの干渉がないためストレスがない。また、プルオーバーのデメリットといえる着脱のしにくさも、開口部の大きさと斜めに大きくセッティングされたファスナーによってすっかり解消されている。

また、このファスナーの取り付け角度が工夫されていることにより、どんな状況、どんなフィールドコンディションでもストレスなく開閉することができる。さらに、ダブルファスナーによって上からも下からも開け 閉めが可能なところもかなり便利だし、ファスナーが 口元に直接干渉しないのも気に入っている。

コンセプトの根底にある動きやすさはストレスフリーの大きな要素だ。過分な要素、たとえば無駄なポケットが一つもないし、フードも工夫が凝らされていて ヘルメット着用時もよくフィットしてくれるし、逆に コンパクトにフィッティングすることもできる。生地 素材の防水機能の素晴らしさは、Teton Bros. のアウター全てに共通するところだ。厳しいフィールド& ウェザーコンディションで身を守ってくれる。

他のジャケットに比べると TSURUGI JACKET は薄手だが、かえってその点にもこのジャケットの優位性を感じている。工夫次第でレイヤリングのバリエーションは豊富だし、動きの多いバックカントリーでは薄手による寒さで不快感は感じない。終日着っぱなしか、あるいは体温上昇に備えて脱ぐパターンしかない。

自分の場合、11月のシーズンインから厳冬期をニセコ、春から6月のシーズンアウトまでは立山で活動している。そうしたシーズンを通して着用するアウターは、この TSURUGI JACKETのみ。自分の場合、1 シーズン約 7ヵ月ほぼ毎日着用しているが、耐久性も抜群で何も問題なし。自分にとって最適なジャケットに出会えたと大変満足している。

TSURUGI JACKET には個人的なこだわりが強く、もちろん、商売繁盛的には1着でも多く売れた方が良いのかもしれないが、「かわいい~」とか言って街着にしようとは思わないでほしい。きっと牙をむかれることだろう。TSURUGI JACKET を着るなら、その良さを理解し、なおかつ、フィールドで徹底的に使い倒してほしいのというのが、正直なところだ。

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この記事を書いた人

堀江 淳

堀江 淳

ニセコにてBackcoutry Guideを運営。北海道のほかに月山、立山にも拠点をおいている。 オーストリア国家検定山岳ガイド / オーストリア国家検定スキー教師 / オーストリア・チロル州政府公認山岳ガイド / 日本山岳ガイド協会公認ガイド

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