出会った時から魅力的でした [WS TB Jacket /WS TB Pant]

ガイドインプレッション

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ニセコ在住のスキーガイド、スキー教師。
スキー&ピラティスをベースにキャンプやワークショップ、プライベートセッションを主催している宮野由紀子さんより「WS TB Jacket 」と「WS TB Pant」のインプレッションが届きました。


スキーレッスンとガイディングの両側面を持つ私ですが、ウェアに対して大切にしていることが二つあります。それは「雪山活動中の機能面」と「動きをみせるシルエット」。

Teton bros.に出会う前は、その両側面をカバーしてくれるウェアになかなか出会えず、どっちつかずの状況に悶々とし、「二兎を追うもの一兎をも得ず」と半ば諦めていました。しかしTeton bros.に出会った4年前。私の求めていた二つの価値観が見事にまとまり、心がときめいたのを思い出します。

雪山を登って滑るとき、一番苦労するのが温度調節です。「氷点下のトップシーズン、シェルを着たまま登り始めると、10分もしないうちに身体が内側から温まり始め、汗がジワジワ出始めてくる。暑くならないようにベンチレーションを開けようとするが、グローブをつけているので、ファスナーがうまく掴めない。やっと掴んだファスナーを開けようとしたら、今度は生地がよれてしまい、途中で引っかかってしまう。」
例え小さなことでもどんどんストレスが溜まってしまいます。

TB Jacketではファスナーが掴みやすいだけでなく、ベンチレーションが身体の前面から脇にかけて斜めに配置されているので、両手を使って開閉が可能です。またバックパックを背負っていても干渉しないので、いつでも開け閉めできます。

もう一つの特徴が、広めの袖口です。厚手のグローブをしたままでもジャケットの脱ぎ着がスムーズにできるので、こまめな温度調節が可能です。特に女性の場合は手先が冷えやすく、シーズン通じて厚めのグローブをする人が多いので、特筆すべき点だと思います。ただ広いだけではなく、長めのベルクロが付いているので開口部の調節が可能なのも嬉しいですよね。

昨シーズンより素材が大きく変わりました。通気性を失うことなく耐久性と軽量化の大幅なアップグレードです。初めて手にした時、その柔らかさに思わず「何これ!」と声をあげてしまうほど。そして動きを全く邪魔しない関節部分のカッティングとストレッチ感は、まさに「これを待っていた」と言っても過言ではありません。

スキーを担いだり、バックパックを背負う肩を中心とした上半身の動きと、脚を何回も持ち上げるラッセルや登高いう股関節、膝を中心とした下半身の動き。その二つの可動域が大きくなることで、体力や筋力の少ない女性にとっては大きな味方になるでしょう。ひとつひとつの負担は小さくても、積み重なると大きな疲労へとつながるからです。

もう一つは、スキーレッスン時に動きを見せることができる点です。
滑っているときにウェアがゴワゴワするストレスがなく、気持ち良いほど滑らかに身体が動いてくれるのです。それを痛感したのが膝の怪我をしてしまってからのこと。

元々半月板が普通より厚く(円板状半月)、痛めやすかったところ、長年のストレスで膝サポーターが手放せなくなってしまいました。ワンサイズ上げないとサポーターを付けられなくなるかと思いきや、全く問題なく装着でき、負担なく滑ることができました。このストレッチ感がなければ、私のスキーシーンに大きな影響を及ぼしていたと思います。

WS TB Jacket とWS TB Pant出会った時から魅力的でしたが、常に進化を止めずに改良を重ね、今では手放すことができないパートナーです。

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この記事を書いた人

宮野由紀子

宮野由紀子

スキー&ピラティスをベースにキャンプやワークショップ、そしてプライベートセッションを主催しています。 「整った身体は強く美しい!」をキーワードに、ピラティスによるコンディショニング、そしてアウトドア活動をサポート。 日本山岳ガイド協会公認 山岳ガイドステージII /スポーツアロマテラピー研究所認定スポーツアロマセラピスト

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